MacDailyNewsによると、
PayPalがフィッシング詐欺対策機能のないブラウザのブロックに向けて話を進めているとのこと。
となると、同機能のないSafariもブロック対象に入るということに。

日本でのPayPalのサービスは始まって間もないですが、
eBayの子会社でオンラインでの支払いをより簡単・安全にしてくれるサービスで、
アメリカ、他各国で様々な商品・サービスの取引に使われています。

安全と言われていても取引が増える中でやはりフィッシング被害も増え、
2007年に360万人が32億ドル、約3,300億円の被害に合っているという調査結果がGartnerから出ています。
平均被害額は9万円弱だとか。

少し詳しく言うと、
PayPalは銀行などになりすましたサイトのブロックや、
EV SSL未対応のブラウザからの取引をブロックするという計画に向けて動いているそうです。

Safariにはフィッシング対策の機能がありません。
ただ、Macの場合はもしフィッシングサイトに行ったとしても、
Keychainが判断してユーザーネームやパスワードの自動入力をしないので
事前に被害を食い止めることができます。

一番ターゲットになりやすいのは、Windows版のSafariを使っている方。
対策のないブラウザであるうえに、他に何もサポートしてくれるソフトウェアもありません。

いづれの場合も一番の対策は、自分の目で見て確認することです。
どのブラウザを使っていても支払いのページなどでは、
ブラウザのどこかに鍵のマークが出てくるはずです。

例えば、こんなの。

この状態で警告が表示されない場合、有効期限が切れていることはまずありませんが、
できれば、ご自分の目で確かめていただきたいです。

確認するには、その鍵マークをクリックしてあげると、
Safariの場合はシートがおりてくるはず。
例えば、、

そしてもし、この鍵マークがなかったとしたら、そのページは暗号化されていません。
気をつけて！！

最近はごくまれに審査をクリアしてフィッシング詐欺をしてくるサイトもあるらしいです。
ただ、大きなサイト（楽天とかAmazonとか）で買い物する分には上記の確認方法で大丈夫でしょう。

重要な情報（クレジットカード情報など）を入力するときには
アドレスが「https」で始まっていることを必ず！確認してください。
もし始まっていない場合はログインのときに指定できるはず。
面倒ですが、一度そこまで戻ってみてください。

後から、重要な情報を入力しない場合でも、
SSLの使えるサイトでは使っておきたいですね。 使って損はありませんし。

— 更新 ——

2008-04-21
9 to 5 Mac
にPayPalのSafariブロックについて新しい記事がありました。

“PayPal is developing features to block customers from logging into PayPal when using obsolete browsers on outdated or unsupported operating systems. An example of such a browser/OS combination might be, for example, Internet Explorer 4 running on Windows 98. In doing so, we better protect our customers from viewing a phishing site through their browser. We have absolutely no intention of blocking current versions of any browsers, including Apple’s Safari, from our website.”

要は、相当前のブラウザとサポートの切れたOSなどからはPayPalは使用出来ませんということ。
例えば・・・Internet Explorer 4 と Windows 98 とか。。
実際セキュリティー面が怖くて使えたものではないですが。

私が以前使っていた98はまだ実家にありますがメモリが64Mなもので、
起動したらすぐフリーズしてました。 高かったのに・・・。
私のWindows98からPayPalにアクセスしようとは思いませんが、
しようとしてもきっとアクセスする前にフリーズしますね。

ということで、SafariがPayPalでブロックされることはありません(o_ _)ｏ))
ご安心をw