Note： 最初に 1P Pro for iPhone を 3.5 にアップデートした直後は、何度やっても（1Passwordの）マスターパスワードが違いますというエラーを受けました。それと同時に気付いたことが一つ。Dropbox のルートに 1PasswordSync という空のフォルダが出来上がります。これは Finder で見ると空ですが、隠しファイルが2つ入っていました。.dropbox という何か不思議な数字の書かれたファイルと Icon? というサイズ０のファイル。

このフォルダを別の場所に移動して確認してみたところ、1Password Pro が同期しようとしたときに必要なファイルが見つからないと言われます。最新の 1Password が Mac にインストールされているか確認してくださいというエラーメッセージが表示されたので、恐らく今最新の正式版 1Password 3.3.0 と 1Password Pro がこの中の隠しファイルを使ってやり取りをしているのではないかと思います。

• 以前、1Password のデータファイルを Dropbox を使って複数 Mac 間で同期する方法というものを書きました。その記事はバージョン 2.x での方法ですので、今回は Agile キーチェーンに変更するところは飛ばして「Dropbox 編」のところだけ行って頂ければ最初の段階は OK。設定する場所が変わってたりしますが、すぐに見つかるかと。
  – 1Password 、Dropbox を使って２台以上の Mac で同期する を参照

• Mac の 1Password をアップデート。3.3.0 にします。

• 1Password Pro を起動して設定します。アプリ内、Setting から Sync ＞ Dropbox ＞ Dropbox Sync を有効にします。表示された通りに進めていけば難なく同期出来るはずです。Unlock の画面で Remember にチェックしておくと、次回 1P 起動時から自動で同期してくれるようになります。

  

• 初回の同期は時間がかかりますが、次回からは起動時に変更点のみの差分アップデートになるので、少し通信して変更があった場合には画面が更新されます。

you_got さんがコメント欄で 1PasswordSync フォルダを隠す方法を教えてくださいました。SetFile というコマンドに -a “V” というオプションを付けることによって Finder から見えなくしているんですね。なるほど。
– via Thread: TIP: Hide 1PasswordSync folder in Dropbox

というわけで、隠したい方はターミナルアプリを起動して以下のコマンドを打ってください。

[code lang=”bash”]
SetFile -a "V" ~/Dropbox/1PasswordSync
[/code]

元に戻す（再度表示する）には、コマンド内の大文字 V を小文字 v に変更します。

[code lang=”bash”]
SetFile -a "v" ~/Dropbox/1PasswordSync
[/code]

Twitter タイムラインで知りましたが、北米以外では正常に動かないバグがあるようですね。
– via Twitter / 1Password: If you are not in N. America …

この設定をしても2回目以降も差分アップデートされずに時間がかかるとか。現在修正を行っているようなので次のアップデートで直るかと思います。

Twitter で私のフォロワーさんからお知らせを頂いたのですが、最新のアップデートで北米以外で正常に動かないバグが修正されたようです。これで、日本の方も Dropbox でクラウド同期出来るようになったんですね。

ひでまん さんが同期での注意点などを書いていらっしゃいます。
– via 1password dropbox 同期 – ひでぶろぐ。

• 1Password.agilekeychain ファイルは１つだけ

  Dropbox の中に複数の 1Password.agilekeychain ファイルを置くとうまく同期できないようです。

• ファイルパスに日本語は使わない

  /dropbox/日本語/1Password.agilekeychain のように、日本語がフォルダ名に使われていると 1Password がキーチェーンファイルを見つけられないみたいですね。